FIFAワールドカップ2026は、2026年6月11日に北中米3カ国(アメリカ・カナダ・メキシコ)で開幕したサッカーの祭典です。日本国内では、DAZNが全104試合をネット配信し、NHK・日本テレビ・フジテレビの地上波でも計58試合が無料中継されます。前回2022年カタール大会でABEMAが全試合無料配信を行った環境から、今大会はDAZN主導の有料配信体制へと移行しています。
この記事でわかること:
- 地上波の無料視聴範囲: 日本代表3試合(オランダ・チュニジア・スウェーデン戦)はすべて地上波で無料視聴できます。
- 最安の全試合視聴方法: W杯だけが目的なら「DAZN Standard月額プラン」のキャンペーン(月1,980円・7月20日まで)が解約自由で最もコストを抑えられます。
- ABEMAは単独配信なし: 2026年大会でABEMAは単独の放映権を取得しておらず、「ABEMA de DAZN」プラン経由でのDAZN視聴のみ対応しています。
ワールドカップ2026の放送局・配信サービス一覧
今大会の視聴手段は大きく「地上波テレビ」「DAZN(ネット配信)」「NHK BSプレミアム4K(衛星放送)」の3ルートに整理できます。以下の表で各サービスの特徴を比較してご確認ください。
| サービス | 放送・配信試合数 | 料金 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| NHK総合(地上波) | 33試合(開幕戦・日本代表2試合・決勝など) | 無料(受信料が必要) | NHKプラスで同時配信あり(NHK総合放送分のみ) |
| 日本テレビ系(地上波) | 15試合(日本vsチュニジア戦など) | 無料 | DAZNと「共同応援」体制で中継 |
| フジテレビ系(地上波) | 10試合 | 無料 | — |
| DAZN(ネット配信) | 全104試合(日本代表戦は無料配信) | 月額プラン:通常4,200円(キャンペーン1,980円) | 見逃し配信あり。ライブ配信唯一の全試合対応 |
| NHK BSプレミアム4K | 全104試合(一部録画放送) | NHK受信料のみ(BSアンテナ必要) | 4K対応テレビ・アンテナが必要。NHKプラス対応外 |
日本代表3試合はすべて地上波で無料視聴できます。代表戦以外の試合も見たい場合は、DAZNへの加入が実質的な選択肢となります。
視聴方法をどれにするか迷っている方のために、よくある疑問をまとめました。
Q. NHKプラスでワールドカップは見られますか?
A. NHKプラスはNHK総合で放送される33試合のみ対応しています。NHK BSプレミアム4Kの放送分はNHKプラスでは視聴できません。スマートフォンやPCでNHK総合の中継を視聴したい方はNHKプラスが利用できますが、全104試合への対応はありません。
各サービスの特徴を把握したうえで、次のセクションではDAZNの料金プランをより詳しく解説します。
DAZNでワールドカップを見る方法・料金プラン
DAZNには複数の料金プランがあり、「W杯だけ見たいのか」「サッカーを年間通じて楽しみたいのか」によって最適な選択肢が異なります。以下でプランごとの特徴を整理します。
DAZN Standard月額プラン(W杯のみ目的の方に最適)
通常月額4,200円のところ、2026年7月20日(月・祝)までに加入すると最初の3カ月間が月額1,980円(税込)となるキャンペーンが実施中です。月額プランのため途中解約が可能で、W杯期間の6〜7月の2カ月分だけ加入・解約するという使い方ができます。ただし、DAZNの解約は解約申請後も当月末まで利用可能な仕組みのため、解約のタイミングには注意が必要です。
DAZN SOCCERプラン(サッカーを年間通じて楽しみたい方向け)
2026年4月21日〜8月30日の期間限定で提供されている、サッカー専用の年間プランです。通常月額2,600円(年間総額31,200円)で、7月20日までの加入なら最初の3カ月間が月額980円(税込)、初年度年間総額26,340円となるキャンペーンが適用されます。W杯に加えてJリーグ・ラ・リーガ・セリエA・ブンデスリーガなど年間通じてサッカーを視聴したい方には割安です。ただし年間プランのみの提供で途中解約は不可のため、W杯だけを目的とした方には向きません。なお、加入はWebブラウザからのみ可能で、アプリから選択できない点にも注意が必要です。
その他のプラン(組み合わせ利用)
「DMM×DAZNホーダイ」(月額3,480円)はDAZNのコンテンツにDMM TVのアニメ・映画・ドラマも加えたいという方向けのセットプランです。「ABEMA de DAZN」(月額3,800円)はABEMAアプリ上でDAZNのW杯全試合を視聴したい方に適しています。単純なコストだけで比較すると、W杯目的にはStandard月額プランのキャンペーンが最も安く、かつ解約自由な選択肢です。
W杯が目的かサッカー年間視聴が目的かによって最適解が異なります。
Q. DAZNをW杯のためだけに加入する場合、最もコスパが良いプランはどれですか?
A. DAZN Standardの月額プランが最適です。2026年7月20日までの加入で最初の3カ月が月額1,980円(税込)となるキャンペーンが実施中で、途中解約も可能です。DAZN SOCCERは年間契約のため途中解約ができず、W杯のみ目的の方には割高になる可能性があります。
プランを選んだあとは、地上波で無料視聴できる試合の範囲も合わせて確認しておきましょう。
地上波でワールドカップを無料視聴する方法
NHK・日本テレビ・フジテレビの地上波3局が計58試合を無料中継します。テレビがあれば追加費用なく視聴できる試合がある点は、前大会からの変化の中でも視聴者にとって重要なポイントです。
NHKは開幕戦や決勝を含む計33試合を中継します。また、NHKプラスを使えばNHK総合の放送分についてはスマートフォンやPCでも同時配信で視聴できます(NHKプラスの利用には無料登録が必要)。日本テレビは日本vsチュニジア戦を含む15試合、フジテレビは10試合を担当します。
地上波だけで完全にW杯を楽しむことはできませんが、日本代表の試合をテレビで追うだけであれば費用は一切かかりません。
(編集部分析)スポーツ中継が有料配信へ移行する流れは世界的な傾向ですが、「見たい人が見る」という形での有料化自体は一つの合理的な方向性とも言えます。一方で、全試合ライブ視聴の入口を外資系プラットフォームが独占する構図は、国内放送インフラとの力関係という観点から引き続き注視が必要です。
Q. ワールドカップ2026を無料で見る方法はありますか?
A. 日本代表3試合(オランダ戦・チュニジア戦・スウェーデン戦)は地上波NHK・日本テレビで無料中継されます。決勝もNHKが放送予定です。代表戦以外も見たい場合はDAZNへの加入が必要ですが、2026年7月20日までのキャンペーンでStandard月額プランが1,980円(税込)で利用できます。
日本代表の具体的な試合日程と視聴方法については、次のセクションで詳しく解説します。
日本代表の試合日程・放送予定
SAMURAI BLUEはグループFに振り分けられ、オランダ・チュニジア・スウェーデンと対戦します。日本の3試合はすべてDAZNの無料配信対象に加え、地上波でも中継が予定されています。
以下の日程表が、日本代表の視聴計画を立てる際の目安となります。
図解で示したとおり、3試合はすべて地上波とDAZNの両方で視聴可能です。特にオランダ戦は日本時間6月15日(日)午前5時キックオフのため、深夜〜早朝の視聴環境に注意が必要です。DAZNでは見逃し配信もあるため、リアルタイムで見られなかった場合も後から視聴できます。
グループリーグを通過した場合の決勝トーナメントについては、DAZNが全試合を配信し、決勝はNHKが地上波中継を行う予定です。
Q. 日本代表の試合はいつですか?すべて地上波で見られますか?
A. グループF第1節オランダ戦が6月15日午前5時(日本時間)、第2節チュニジア戦が6月21日13時(日本テレビ系)、第3節スウェーデン戦も日程確定済みです。3試合はいずれもDAZNで無料配信され、地上波でも中継予定のためDAZN加入なしでも視聴できます。
日本代表の試合を把握したうえで、大会の始まりである開会式の視聴方法も確認しておきましょう。
ワールドカップ2026開会式はどこで見れる?
開会式はメキシコで開催され、日本ではNHK総合とNHK BSプレミアム4Kが地上波・衛星放送で生中継します。DAZNは開会式のライブ配信を実施せず、開幕戦(メキシコvs南アフリカ)のキックオフ前の時間帯からDAZNの配信がスタートする形となっています。
開会式を自宅のテレビで見たい場合はNHK総合の中継を利用するのが最もシンプルな方法です。スマートフォン・PCで視聴したい場合はNHKプラスで同時配信が行われます。
Q. ABEMAでワールドカップは見られますか?
A. ABEMAは2026年大会の単独放映権を取得していません。2022年カタール大会では全試合無料配信を実施しましたが、今大会では同様のサービスは提供されません。ただし「ABEMA de DAZN」プラン(月額3,800円)に加入すれば、ABEMAアプリ上でDAZNのW杯全104試合を視聴できます。
開会式・日程・料金を把握したうえで、DAZNがなぜ「地上波との共存」を選んだのか、その背景を次のセクションで解説します。
「あえて独占しない」DAZNの戦略と視聴者への影響
DAZNが全104試合の配信権を取得しながら、NHK・日本テレビ・フジテレビとの共存体制を敷いた背景には、同社のコンテンツ戦略があります。DAZN日本法人の笹本裕CEOはBusiness Insider Japanのインタビューで「視聴時間の奪い合いは不毛」「テクノロジーの進歩によりスポーツ視聴体験は大きな転機にある」と述べ、完全独占を避ける方針を明確にしています。
この戦略の背景として、放映権料の高騰が挙げられます。今大会は参加国が32カ国から48カ国に拡大され試合数も64試合から104試合に増加したことで、放映権費用は前大会比で大幅に上昇したとみられます。ABEMAが単独での無料配信を断念した一因もここにあると考えられます。
(編集部分析)スポーツの大型イベントを通じて人々の関心が政治や社会問題から離れるという構造は以前から指摘されており、W杯もその例外ではありません。「見たい人が見る」という有料化の形は一つの選択肢として理解できますが、全試合ライブ視聴の窓口を外資系プラットフォームが実質的に押さえる形は、国内の情報インフラという視点で引き続き注視が必要な変化です。地上波の共存体制が維持されている点は、視聴者にとっての最低限のアクセス保障として評価できます。
参考情報
- DAZN公式プレスリリース(DAZN SOCCER発表):https://dazngroup.com/press-room/260421/
- Business Insider Japan:DAZN日本法人CEO笹本裕氏インタビュー:https://www.businessinsider.jp/article/2606-dazn-japan-ceo-interview-fifa-world-cup/
- Goal.com Japan:FIFAワールドカップ2026 全試合テレビ放送・ネット配信予定:https://www.goal.com/jp/リスト/2026-world-cup-all-tv-guide/blt70f25e7f12788cd5
- 時事ドットコム:ワールドカップ2026特集:https://www.jiji.com/jc/worldcup2026

