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【8/23】聖籠町長選挙2026の結果|当選者は手嶋満氏、9票差の初当選

【8/23】聖籠町長選挙2026の結果|当選者は手嶋満氏、9票差の初当選

新潟県聖籠町の町長選挙が2026年8月23日に投開票され、無所属新人で前町議の手嶋満氏(68)が2793票を獲得し、初当選しました。次点の青木順氏(45)は2784票で、その差はわずか9票。田中智之氏(61)は1145票でした。投票率は61.00%で、前回2022年の63.48%を2.48ポイント下回り過去最低となりました。現職の西脇道夫町長(71)が2期8年で3選不出馬を表明し、前町議・現職町議の3人が争った選挙でした。

この記事でわかること

  • 開票結果:手嶋満氏2793票、青木順氏2784票、田中智之氏1145票。1位と2位の差は9票、得票率にして0.2ポイントでした。
  • 当選者の立ち位置:手嶋氏は町議2期を務めた前町議で、引退する西脇道夫町長から後継指名を受けていました。現町政の継承を掲げています。
  • 9票差の扱い:当選の効力に不服がある選挙人・候補者は、公職選挙法206条により選挙の日から14日以内に町選管へ異議を申し出られます。今回は2026年9月6日が期限にあたります。
目次

聖籠町長選挙2026の結果は9票差|当選者は手嶋満氏

当選したのは無所属新人・前町議の手嶋満氏(68)です。2793票を獲得し、2784票の青木順氏(45)を9票差で振り切りました。

2026年8月18日に告示され、23日に投開票されました。立候補したのは3人で、いずれも無所属の新人。うち手嶋氏と青木氏が前町議、田中氏が現職の町議という顔ぶれでした。現職の西脇道夫町長(71)が2期8年で3選に出馬しないことを表明したため、現職不在の選挙となりました。

まず、確定した開票結果を一覧で示します。

候補者 年齢 党派・新旧 得票数 得票率
手嶋満(当選)68無所属・新人(前町議)2,793票41.6%
青木順45無所属・新人(前町議)2,784票41.4%
田中智之61無所属・新人(町議)1,145票17.0%

得票率で見ると上位2人は0.2ポイントしか離れていません。3人の票がどう分かれたかを、そのまま横幅で示します。

得票の分かれ方(有効投票6,722票)

手嶋満(当選)
2,793票
青木順
2,784票
田中智之
1,145票

上位2人の帯はほぼ同じ長さで、差は9票(0.2ポイント)にとどまる。

得票数は手嶋満氏2793票、青木順氏2784票、田中智之氏1145票

3人の得票を足した有効投票は6722票です。1位と2位の差9票は、有効投票全体の0.13%にあたります。

これは「10人に1人が入れ替われば逆転する」という水準ではありません。有権者1万1099人のうち、5人が別の判断をしていれば当落が入れ替わる計算です。手嶋氏から5票が青木氏に移ると2788票対2789票となり、順位が逆転します。

数字の上では、田中氏に投じられた1145票の行方も結果を左右し得ました。ただし票を投じた人がどう考えていたかは公表された数字からは分からないため、ここでは「1145票のうちごく一部が動くだけで結果が変わる規模だった」という事実にとどめます。

投票率61.00%は過去最低、当日有権者は11,099人

投票率は61.00%で、前回2022年の63.48%を2.48ポイント下回りました。報道では過去最低と位置づけられています。

当日有権者数は1万1099人で、前回より148人減っています。現職不在で3人が争う構図にもかかわらず投票率が下がった点は、この選挙の特徴のひとつです。前回との比較を表にまとめます。

項目 2026年8月23日 2022年8月28日
当選者手嶋満(68・新人)西脇道夫(67・現職)
当選者の得票2,793票3,779票
次点の得票2,784票(青木順)3,321票(みとべ吉成)
1位と2位の差9票458票
候補者数3人2人
投票率61.00%63.48%
当日有権者数11,099人11,247人

前回は当選者が3779票を集めていました。今回は候補者が1人増えて票が3つに割れ、当選ラインが2793票まで下がっています。

ここで、その2793票を集めた手嶋氏がどういう立場の人物なのかを整理します。

当選した手嶋満氏はどんな人物か

町議会議員を2期務めた前町議で、引退する西脇道夫町長から後継指名を受けていた候補です。年齢は68歳、無所属で立候補しました。

報道によれば、手嶋氏は町議を2期7年務め、その間に副議長も経験しています。選挙ドットコムの候補者情報では職業欄に住職と記載されています。今回が町長選への初挑戦で、初当選となりました。

西脇道夫前町長から7月下旬に後継指名を受けていた

現職の西脇道夫町長(71)は2期8年を務めたのち3選不出馬を表明し、7月下旬に手嶋氏を後継として指名していたと報じられています。

新潟日報の報道では、手嶋氏は多数の町議からも支援を受けたとされています。町政の継続を望む側の支持を受けた候補という位置づけでした。3人とも町議会の出身であるため、争点の違いよりも「誰が町政を引き継ぐか」という構図が前面に出た選挙だったといえます。

多選を避けて現職が退く判断は各地で見られます。同じ8月には、福岡市の高島宗一郎市長が4期16年での不出馬を表明しました。

掲げた公約は現町政の継承と、公共交通・観光農業

手嶋氏が訴えたのは現町政の継承です。具体策としては公共交通の利便性向上と観光農業の推進を挙げていました。

当選後には「地道に町政を行っていく」と述べ、「現町政が進めてきた子どもの医療費や教育費の無償化を引き継ぎつつ、それ以上にできることがあればやっていきたい」とコメントしています。既存施策の継続を土台に置いた姿勢です。

一方、次点の青木順氏(45)は企業誘致とふるさと納税による財源確保を掲げ、中学校の給食費無償化や高齢者支援制度の拡充を訴えていました。田中智之氏(61)は物価高に苦しむ高齢者や子育て世帯への給付金などを掲げています。

Q. 3人の公約に大きな対立軸はあったのですか。

A. 新潟日報は「大きな争点を欠く中」での選挙だったと伝えています。3人とも子育て支援や高齢者支援を掲げており、対立軸というより施策の重点の置き方が分かれた形です。

なぜ9票差の大接戦になったのか

大きな争点がないまま、3人の前町議・町議が同じ町議会から出馬したため、支持基盤が細かく分かれたことが直接の要因とみられます。

報道が伝えている事実を並べると、この選挙には接戦になりやすい条件がそろっていました。第一に、現職が引退したため「現職か新人か」という分かりやすい対立が存在しませんでした。第二に、3人全員が無所属の新人で、政党の推薦による票の固まりもありません。第三に、3人とも町議会の出身で、地縁・後援会の重なりが大きかったと考えられます。

候補者が1人増えたことで当選ラインが約1000票下がった

前回2022年の当選者は3779票でしたが、今回は2793票で当選しています。約1000票分、勝つために必要な票が下がりました。

票が3つに割れれば、1位と2位の距離も縮まります。前回の2人区では458票あった差が、今回は9票になりました。候補者数が2人から3人に増えたことは、僅差を生んだ構造的な条件のひとつです。

町長選は有権者数が少ないぶん、数百票で結果が動きます。埼玉県の長瀞町長選2026では1,242票で初当選が決まりました。同じ町長選でも、票差が大きく開く例もあります。鶴田町長選では2263票差がついています

公表値から計算すると、無効票等が9票差を上回った可能性がある

投票者数はおよそ6770人と計算でき、有効投票6722票との差は約48票になります。

当日有権者1万1099人に投票率61.00%を掛けると、投票者数はおよそ6770人です。この差には無効票や白票、持ち帰りなどが含まれます。つまり計算上は、有効に数えられなかった票のほうが1位と2位の差9票より多かったことになります。ただしこれは公表された投票率と有権者数から本記事が逆算した概算で、正確な無効票数は町選挙管理委員会が公表する確定数値を確認する必要があります。投票率が小数第2位までしか公表されていないため、実際の投票者数は数人前後する可能性があります。

この「僅差」は聖籠町だけで起きたことではありません。同じ新潟県内で、3か月前にさらに小さな差の決着がありました。

新潟県で続く僅差決着|5月の田上町長選は1票差

5月31日投開票の田上町長選は、現職が3030票、新人が3029票で、1票差の決着でした。

この選挙では現職の佐野恒雄氏(79)が新人の今井幸代氏(41)に競り勝ちました。新潟日報によれば、結果は再点検を経て確定し、佐野氏が3選を果たしています。佐野氏は当選後に「勝利は奇跡」と述べたと報じられました。投票率は66.53%でした。

聖籠町と田上町、2つの町長選を並べます。

項目 聖籠町長選(8月23日) 田上町長選(5月31日)
当選者手嶋満(68・新人)2,793票佐野恒雄(79・現職)3,030票
次点青木順(45・新人)2,784票今井幸代(41・新人)3,029票
9票1票
候補者数3人2人
投票率61.00%66.53%
年齢差(1位と2位)23歳38歳

共通しているのは、年長の候補が若い候補に僅差まで迫られた点です。ただし2件だけで傾向を断定することはできません。ここでは「2026年の新潟県内で、町長選が続けて僅差になった」という事実の確認にとどめます。

これだけ差が小さいと、結果が動く余地があるのかが気になります。制度上の扱いを確認します。

9票差なら再開票はあるのか|異議申出の期限は9月6日

確定後に結果を争うには、公職選挙法206条の異議申出が要ります。期限は選挙の日から14日以内です。

公職選挙法206条は、地方公共団体の議会の議員および長の選挙について、当選の効力に不服がある選挙人または公職の候補者が、選挙の日から14日以内に文書で当該選挙管理委員会へ異議を申し出られると定めています。聖籠町長選は8月23日が選挙の日なので、期限は2026年9月6日にあたります。

異議申出が退けられた場合の流れは3段階です。

当選の効力を争う手続き(公職選挙法206条ほか)

① 異議の申出

選挙の日から14日以内に、文書で町選挙管理委員会へ。

② 審査の申立て

①の決定に不服なら、都道府県選挙管理委員会へ。

③ 出訴

②の裁決にも不服なら、都道府県選管を被告として高等裁判所へ。

聖籠町長選(8月23日執行)の①の期限は2026年9月6日にあたる。

現時点で異議申出や再開票を求める動きは確認されていない

2026年8月24日の時点で、聖籠町長選をめぐる異議申出や再開票の要求を伝える報道は確認できていません。

今回の9票差は、開票作業のなかで票の点検を経て確定した数字として報じられています。5月の田上町長選が再点検を経て1票差で確定したのに対し、聖籠町については再点検の有無まで詳しく伝える報道は見当たりませんでした。動きがあれば本記事も更新します。

聖籠町はどんな町か|地方交付税の不交付団体

新潟県北蒲原郡にある町で、財政力指数が1を超える地方交付税の不交付団体です。

町域には新潟東港の工業地帯が広がっています。新潟県が公表する市町村の財政力指数では、聖籠町は県内で刈羽村に次ぐ2位に位置し、指数は1.1前後です。財政力指数が1を上回る自治体は原則として普通交付税が交付されません。町税収入が人口規模に対して大きいことが背景にあります。

もっとも、不交付団体は地方交付税を受け取らないため、税収と交付税を合わせた1人あたりの額で比べると県内順位は大きく下がります。「財源に余裕がある町」と単純に言い切れるわけではない点は、今回の3候補がいずれも財源確保や給付を公約に掲げていたことともつながります。

よくある質問

Q. 聖籠町長選挙2026の当選者は誰ですか。

A. 無所属新人で前町議の手嶋満氏(68)です。2793票を獲得し、2784票の青木順氏(45)を9票差で破って初当選しました。

Q. 投票率と当日有権者数はどれくらいでしたか。

A. 投票率は61.00%、当日有権者数は1万1099人です。前回2022年の63.48%を2.48ポイント下回り、過去最低と報じられています。

Q. なぜ現職が出馬しなかったのですか。

A. 西脇道夫町長(71)が2期8年を務めたのち3選不出馬を表明したためです。7月下旬に手嶋満氏を後継として指名したと報じられています。

Q. 9票差でも結果はこのまま確定するのですか。

A. 異議申出がなければ確定します。当選の効力に不服がある選挙人・候補者は、公職選挙法206条により選挙の日から14日以内(今回は2026年9月6日まで)に町選挙管理委員会へ文書で異議を申し出ることができます。8月24日時点でそうした動きは報じられていません。

Q. 新町長の任期はいつからですか。

A. 前町長の任期満了に伴う選挙のため、任期満了日の翌日から4年間となります。具体的な就任日は町の公表を確認してください。

参考情報

この記事を書いた人:あいすべ(監修・編集統括)

健診・治験の現場で10年以上、臨床データの精査に従事。地方公務員として公立病院に勤務し、経営推進課の責任者を経てマーケターに転身。データ検証と実践哲学(葉隠)の両面から、情報のバイアスを見抜く視点で「大和帰郷」を運営しています。資格・経歴は実在し、求めに応じて証憑を提示できます。。

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